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八坂神社 参拝

(05-05-2022 12:17 AM で作成されたトピック)
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雄
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昨日の平将門 國王神社参拝の帰りに、
八坂神社の素戔嗚尊にも参拝してきました。

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手水舎


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拝殿
由緒
社伝によると詳細は不明な部分が多いですが、神社の創建は延長2年(西暦924年)と伝わります。
天慶3年(940年)に記されたという『将門記』には石井営所と石井之宿が登場しますが、岩井の地名の由来からも石井郷の誕生はこの頃でしょう。さかのぼること約1,100年前には、この地が石井と書いて伊波為(いわい)と呼び、将門が営所を築いた宿場町であったことが分かります。
当神社は石井郷が成立の頃と時を同じくして創建され、産土神・守護神として信仰されていたと思われます。
 
以上のように神社の創建は延長2年とされますが、岩井の地に八坂神社が勧請されたのは江戸時代のこととも伝わります。 
岩井の周辺は全国でも最も香取神社が多い地域ですが、当神社も古くは香取神社であったとされます。寛文(1661年~)のころより江戸から岩井に上方商人が多く土着するようになると、人々は京都八坂の祇園信仰と豪華な祭礼に憧れ、現在のように八坂神社へと至ったようです。 

かつて「牛頭天王」と呼ばれていたことから、現在も「天王様」と呼ばれることも多く、神社の正面地区は「天王前」という区名とされていることからも厚い信仰を窺うことが出来ます。 
元文5年(1740年)年の古文書では「牛頭天王は下猿島郡の総社にして」といわれるほど広く信仰され、例祭当日は「天王様だ、祇園祭だ」と騒ぎ、下猿島郡全域の村々が賑わい訪れたということです。

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二礼二拍手一礼の作法でお参りしました。

御祭神「素戔嗚尊(スサノヲノミコト)」は、その勇猛な御姿を広く知られております。 
神仏習合の時代における岩井八坂神社はとくに仏教との結びつきが強く、神前読経が行われ、祭祀には神職とともに僧侶が奉仕したと記録されます。

牛頭天王(ゴズテンノウ)という呼び名は当時の素戔嗚尊の尊称でありますが、現在でも「天王さま」と親しまれております。

※ 807年に成立した先代旧事本紀では、
大己貴命(大国主)の荒魂が牛頭天王と解説しています。

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天上の神々が暮らす高天原では乱暴を働き、混乱をもたらす神として描かれる素戔嗚尊(スサノヲノミコト)ですが、葦原中国(日本国)に降りると勇ましい英雄として活躍いたします。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を討伐し、人々を苦しみから救ったというお話は現在も多くの方々に知られております。
大蛇を祓い裂く勇猛な神は尊び敬われ、全国に広く守り神としてお祀りされる素戔嗚尊は、岩井の地においても疫病や厄を退け幸福をもたらす神として崇敬されます。

櫛稲田姫命と結ばれ出雲須賀の地に鎮まった素戔嗚尊は大国主命を生み、家族を愛し協力して国作りに励まれたことから縁結び・夫婦円満の御神徳をもたらす神としても信仰されます。

「八雲たつ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」
これは素戔嗚尊が詠んだとされる日本で初めての三十一字の和歌です。古今和歌集の歌人「紀貫之」らは素戔嗚尊を「歌聖」と仰いで崇敬しました。
素戔嗚尊は我が子が治める国に船が必要だとして自らの体毛を用いて植樹を行いました。そして杉と楠は船材に、檜は宮材に、槇は棺材にと木の種類ごとに用途を定めました。
鎮守の森という言葉もあるように、神社と森林は密接に結びついて安らぎをもたらします。素戔嗚尊は文化的な神様としても崇敬されております。

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参拝後に頂いた御朱印
牛頭天王とは素戔嗚尊の神仏習合神で異名同一です。
明治時代の神仏分離後も天王さまとして親しまれ信仰されています。

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本殿

神話で多様な活躍をされた素戔嗚尊は五穀豊穣、厄除け、疫病除け除災招福をはじめて、家内安全、病気平癒、縁結び、夫婦円満、学問・芸術の上達、商売繁盛、植物の成長、治水など、広く諸願成就に強い御力を持つと伝えられています。

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投稿を見て頂きありがとうございます。
4個のコメント
arioo
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雄さま
こんばんは😃🌃

國王神社
近くなのですかー

八坂神社
立派ですね

牛頭天皇
👍️御朱印ですね

いいお写真📷😊

見せていただき
ありがとうございました。
雄
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おはようございます☀️😃
いつもコメントして頂きありがとうございます🙏
とめ
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おはようございます ☀️🙋

八坂神社にお詣りさせていただきました 🙏
八坂神社と聞いて、ん!京都!って思いましたが、全く関係ないわけでもなかったんですね 👌
紀貫之らが素戔嗚尊を「歌聖」と仰いで崇敬していたという話は初めて知りました🙋

~八雲たつ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる
その八重垣を~

好きなんですよ🙋

また勉強させていただきました🙇

今日も良い1日を・・・ ✌️
雄
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おはようございます ☀️ 😃
またまた投稿を見て頂き有り難きコメント感謝いまします。
八坂神社と聞くと総本社の京都の祇園を連想させられますよね 😊
祇園信仰の八坂神社は全国で2000社以上あると聞いた事があります。

今まで素戔嗚尊を御祭神とする神社だと、
氷川神社、八坂神社、八雲神社、須賀神社、
素盞雄神社の五社を参拝しました。
特に印象深いのが東京南千住に鎮座している
素盞雄神社です。
ここは松尾芭蕉が奥の細道で立ち寄り祈願したとされており、しかも私の名前の「雄」の文字が入っている所なので特に印象に残っています。三度程お参りに伺いました。素盞雄神社も京都祇園信仰の素戔嗚尊(牛頭天王)です。

武蔵國一之宮 氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
こちらは創建に出雲族が深く関係しており、
素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した出雲の簸川から氷川という社号になりました。
また四方拝で有名な神社です。

全国で四方拝が行われいる神社は、
常陸国一之宮 鹿島神宮、
下総国一之宮 香取神宮、
武蔵國一之宮 氷川神社、
熱田神宮、
山城国一之宮 賀茂別雷神社と賀茂御祖神社、
石清水八幡宮、
東国の三社、東海の一社、京の三社のみです。

長々とコメントすいません 🙏
今日も良い1日をお過ごしください 👍
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