kanakanana
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08-04-2024 06:55 PM - 編集済み 08-04-2024 07:00 PM
ギャラリー今日はまた格別暑い一日でした。
見上げた穹には入道雲が、ふとこの言葉が頭をよぎりました。
『夏雲奇峰多(かうんきほうおおし)』
これは中国の詩人、陶淵明の「四時詩(しいじし)」の一部で、「夏には入道雲が峰のように湧きたつ」 と言う意味です。
奇峰とは、珍しい峰の形に見える夏の入道雲。 雲を峰に例えて、青空をバックに刻々と変化していく夏雲の織り成す雄大な空の光景を詩ったものです。
春水満四澤 夏雲奇峰多
秋月揚明暉 冬嶺秀孤松
「春には雪解け水で四方の沢が満ち 、 夏には入道雲が峰のように湧きたつ、秋には月が澄み渡る夜空に輝き、冬には嶺に立つ一本の松のみが高くそびえている」
四季の持つ美しい特色を、一句五言で表現した趣深い詩句です。
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