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成田仏舎利搭

(07-25-2021 03:04 PM で作成されたトピック)
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kazu515
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『成田佛舎利塔』は、平和・非暴力を掲げる「日本山妙法寺」によって、建てられた仏塔ですが、非常に血生臭い歴史を持っております。
「日本山妙法寺」は、「成田国際空港(旧新東京国際空港)」の建設に反対する建設反対運動に参加しました。
この頃(1960年代)の日本は、過激派と呼ばれる日本赤軍等のテロリストが大量に生まれた学生運動が盛んな時代で、そういった時代背景が後押しをし、地元住民反対派及び、新左翼活動家共に「三里塚闘争(成田闘争)」と呼ばれる闘争に参加して行きました。
その様な中、妙法寺の僧によって反対運動のシンボルとして「平和の塔(成田佛舎利塔)」を建設することを発案し、無断で4000メートル滑走路の建設予定地に、この仏塔を建設しました。
この塔が建った事により、開港する事が出来ても、計器着陸装置が使えなくなるど空港運営全体に支障を来す事態となります。
当然、国も撤去しようとしましたが、「平和の塔を代執行で壊すなら、自分の体に電線を巻き付け、抗議の電気自殺をする」と公言する僧侶もいた事から、膠着する事となってしまいました。
しかし、その間にも国は空港建設を進め、大半の工事が完了した時に、空港公団総裁から日本山妙法寺の開祖である藤井日達聖人へ親書を出し、その後の話し合いの下、塔の移転に同意し、サイズを小さくして移転して建てられたのが現在の『成田佛舎利塔』です
案内の説明より
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