昨日11月30日は旧暦の10月26日にあたり、全国から出雲においでになっていた神々がそれぞれの国に向かってお立ちになる日でした。
神々は、旧暦10月10日に出雲大社においでになって神議り(かみはかり)を行われたのち、旧暦10月17日に出雲大社から万九千神社(まくせのやしろ)に移られ、神議りの締め括りを行っておられたのです。
万九千神社では夕方5時から湯立神楽の奉納、次いで6時から神々に出雲を立つ時がきたことを伝える神等去出神事(からさでしんじ)が執り行われました。
そのあと神々は直会(なおらい)と称する宴会 🍶を開き、来年の再会を約束してそれぞれの国に向かわれたことと思います。
あいにくの雨で風も強い中でしたが参拝してまいりましたので、どうぞご覧ください。
万九千神社と立虫神社の参道です。
正面は立虫神社で、万九千神社は右手にあります。
万九千神社の神殿です。
以前、神在月についての投稿で万九千神社の本殿と紹介しましたが、先日、万九千神社の宮司さんに拝殿と本殿に分かれていないことについて質問したら、万九千神社の場合は「神殿」と呼んでいると説明をいただきました。
この宮司さんはケーブルテレビによく出演されていて、その時も、テレビクルーを待たせておいて丁寧に教えてくださいました。
湯立神楽です。
開扉です。
万九千神社の場合は扉ではなく御簾を上げます。
万九千神社の御神体は岩で神殿の外にあるために見ることができるのですが、さすがに写真は撮りませんでした。
祝詞奏上です。
所用があったためここで帰りましたが、最後に宮司が「おたち」と三度唱えながら梅の小枝で幣殿の扉を叩く所作を行うそうです。
参拝者はその後足早に境内から立ち去らないといけないとのことです。
どうしてもショウを見たいという数少ない方のためにおまけの１枚です。
11月の初めに万九千神社にショウを連れていったら、なにやらネズミに一生懸命話しかけていました。
付き合い始めた頃なので、リナちゃんのことでも相談してたんでしようかね。
ネズミは大穴牟遅命(大国主命)を救ったことがあるので、万九千神社にはたくさんモニュメントがありますよ。
