GalaxyはFeel、S9、そしてこちらのS21 5G Ultraで三代目となりました。
【デザイン】
背面のマット調も相まって、全体的に無骨な印象を受ける。
最近のスマホの多くはメタリックさやガラスの透明感で高級感を演出しているが、この端末は質実剛健といったところだ。
全体的に機能面を重視したスマホであるため、そういった部分に関してはマイナス評価に値しない。
ただ、カメラ部分の出っ張りも好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。
【携帯性】
画面サイズと重量の割に意外と苦にならない。
成人男性であれば、片手持ちで数時間使っても問題はないだろう。
【レスポンス】
非常に良い。
一部アプリ(ウマ娘等)で再起動を繰り返す不具合が確認されているが、それを除けば快適そのもの。
【画面表示】
非常に高精細かつ大画面で、日中の屋外においても十分な輝度を確保できている。
【バッテリー】
なかなか保つ。
ディスプレイやSoCをパフォーマンス重視にしても、半日はゲームをプレイし続けても問題なかった。
また、超急速充電に対応しているため、対応している充電器があれば非常に便利だ。
【カメラ】
フォーカスエンハンサによる画質劣化を除けば、非常に実用的なカメラだと思う。
絞りは固定であるが、広角F1.8，超広角F2.2、3倍ズームF2.4、10倍ズームF4.9と、全体的に明るいレンズであり、ボケ味の調整もレンズ選択で楽しめる。
【総評】
「この点においては比類するものがない」と言えるほど突き抜けた部分は無いが、全体的に高性能かつ機能的にまとめ上げた優秀な端末だと言える。
価格はスマホとしては高価な部類になるが、通信規格等も将来を見据えて様々な帯域に対応しており、しばらくの間はこの端末で戦えるだろう。
