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スマホの「白ロム」「赤ロム」とは?

(05-05-2024 12:08 PM で作成されたトピック)
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しゃち
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丁度いい機会なのでスマホ(携帯電話)の白ロムや赤ロムについてちょっと書いておこうかと思います。スマホを使っていてたまに目にする「白ロム」とか「赤ロム」という単語があります。

白ロムというのは主に中古スマホの売買において目にする事が多い単語ですが、SIMが挿さっていなかったりeSIMの登録がされておらずスマホに電話番号が登録されていない端末の事をいいます。また、最近は通信キャリアで通信契約をせずに端末のみを購入出来ますが、端末のみを購入した場合もSIMを入れていない(eSIMを登録していない)うちは白ロムになります。

ちなみにSIMが挿さっていたりeSIMが登録されていて電話番号が登録されている端末を黒ロムといいますが、白ロムや赤ロムと比べると目にする機会の少ない単語です。

また、赤ロムは様々な事情でキャリアがネットワーク利用制限をかけた端末のことをいいます。

例えばとあるスマホがあったとします。そのスマホの所有者は通信キャリアから分割払いで端末を購入しました。しかし端末の代金を払っている途中で事情は様々あると思いますが端末の代金を支払えなくなってしまいました。所有者はスマホの代金などを支払えぬまま通信キャリアから強制解約されました。結局スマホは端末代金の一部が支払われていないため通信キャリアはこの端末での通信を以降お断りする事になりました。これが俗にいう赤ロムです。

他にもスマホを落としてしまったりスマホを盗まれたりして所有者が契約している通信キャリアに利用停止を申し出た場合に通信キャリアが紛失したり盗まれた端末にネットワーク利用制限をかけると端末は赤ロムになり以降所有者が契約していた通信キャリアでは一切通信出来なくなります。

また、犯罪目的などで不正に契約されたスマホなど、契約内容に不備や虚偽があった場合などに通信キャリアが端末にネットワーク利用制限をかける場合もあります。

普段は基本的にあまり縁のない赤ロムですが、中古スマホ販売店やフリマなどで支払いが済んでいない分割支払途中の中古スマホを購入した場合、購入時は赤ロムでなくてもしばらく時間が経って突然赤ロムになってしまう事があります。これは主に前の所有者が分割支払が終わらないうちに端末を売却して後に端末代金を支払わなかった場合などに起こります。

中古スマホ販売店などは販売している端末に赤ロム保証をつけている店も多く、将来的に買った端末が赤ロムになった場合は店に端末と購入時のレシートなどを持っていけば返金や端末の交換をしてくれますが、フリマなどは基本泣き寝入りなので購入時にはご注意を。

なお、赤ロムのネットワーク利用制限はあくまで通信キャリア毎にかけられます。なので、仮にドコモでネットワーク利用制限がかかっている端末もSIMを挿さずにWiFiを使ったり他のキャリアでの通信は基本的に可能です。他のキャリアでもネットワーク利用制限がかかっていれば話は別ですが、基本的にネットワーク利用制限がかかっている通信キャリアでの通信のみ出来ません。巷で赤ロムが売られていたりするのはこのためです。全く通信出来ないわけではないので販売店やフリマなどで訳あり品として売られている場合もあるので購入には注意が必要です。

また、ネットワーク利用制限がかかっている端末はサムスンの下取りサービスを含めて中古スマホの買取(下取り)は基本的にNGで門前払いです。買取サービスの中には赤ロムも買取してくれるサービスもありますが査定が大幅に減額されたり雀の涙ほどにしかならなかったりします。

では自分のスマホのネットワーク利用制限がどういう状況か気になる人も出てくると思いますが、各通信キャリアのホームページで自分で調べる事が可能です。

まずIMEIと呼ばれるスマホの製造番号を調べます。これはスマホの箱や背面に印字されていたりスマホの電話アプリで「*#06#」と入力すると表示される15桁の番号です。

次に下記の各通信キャリアのネットワーク利用制限判定サイトを開きます。

ドコモ
au
ソフトバンク
楽天モバイル

ちなみにどこの通信キャリアで調べれば良いかですが、基本的に端末が販売されていたキャリアで大丈夫です。例として私のスマホ(auで販売されたS23Ultra)のIMEIをauのネットワーク利用制限判定ページに入力した結果がこちらです。

image
IMEIは加工してあります。

状態が○になっている場合は端末の支払いが全て終わっており、将来的によほどの事がない限りネットワーク利用制限はかかりません。これが△だと端末の分割支払が終わっておらず、将来的に端末の未払いなどでネットワーク利用制限がかかる場合があります。そしてここが×になった場合は既にネットワーク利用制限がかかっている状態でいわゆる赤ロムになります。

例えば機種変更をする際など、このネットワーク利用制限の状態によって購入の手間が増えたり余分に時間を食ったりする事も起こる可能性があるので時間のある時に一度自分の端末の状態を調べておくと良いかも知れません。

通信キャリアで新品の端末を購入して携帯料金をちゃんと支払っていれば基本的に縁のない話ではありますが、後学のために覚えておいて損はない話だと思いますので役に立てば幸いです。

14個のコメント
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しゃちさん、こんにちは👋😃白ロム、赤ロムどう違うのか今まで分からなかったので大変勉強になり、参考になりました📱😃投稿して下さり、ありがとうございます📱🙇😃現に私は今メルカリで購入したスマホを使ってますが、今のところネットワーク利用制限は問題なく使えてます📱😅だって私が良いなーって思ってた最近の最新スマホはどんどん高くなって来てるので💰⤴️😰
しゃち
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投稿お役に立ったなら何よりです👍
私も今のスマホはヤフオクで買った物を使ってます。フリマやオークションでスマホを買うのって一定のリスクはありますけど元のユーザーさんと直接取引が基本なので中古スマホの販売店より値段安い割に状態良いスマホあるんですよね。
中古販売店は赤ロム保証大抵ありますけどフリマなども一応出品時にIMEIやネットワーク利用制限の判定の明示が最近はルールになってるのでこの辺の知識を活かしてスマホが高い今だからこそ良い買い物をするお手伝いになれば良いですね😁
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そうですね📱💰😃メルカリやフリマで安く購入出来るのは良いんですが、ドコモショップで保証や修理が出来ないのが難点ですね😅まあそこは当たり前ですし、承知の上で購入したので自己責任ですが…📱😅もしも今のスマホが壊れたら、ドコモショップで機種変更しようと思ってます📱💡
しゃち
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フリマなどで購入した端末はさすがに保証はどうにもならないですけど、購入したスマホが改造品とかでなければ修理は可能ですよ。実費修理にはなりますけど国内でキャリアが販売したスマホであればたとえ購入したのがフリマやオークションなどでも修理は受け付けてくれます。

実際私がヤフオクで買ったS23Ultraは先々月にカメラレンズ不注意で割っちゃったので原宿で修理しました。もちろん有償でしたけどヤフオクで買ったから何か制限があったとかも特に無かったです。今使ってるスマホがどこか調子悪くなったりしたらとりあえず修理はお願いしてみると良いかと。その上で修理にどれだけお金がかかるかで修理するか新しく買うかは判断すれば良いですよ。
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へーそうなんですね📱💡😃しゃちさんに話して良かったです😁教えて下さり、ありがとうございます🙇😄もちろん購入したのは、ちゃんと国内でキャリアが販売したスマホなので大丈夫です📱😄修理代がどのくらいかかるのかは、その時に判断しますね😃20230922_191321_1000000287_1695377601.jpg