- 新着としてマーク
- ブックマーク
- 購読
- RSS フィードを購読する
- ハイライト
- 印刷
- 不適切なコンテンツを報告
11-13-2019 09:45 AM - 編集済み 11-13-2019 09:48 AM
端末/アクセサリ
〜中略〜
Galaxyの充電仕様Super Fast Charging 2.0は、PD 3.0規格そのものだということがわかる。
そして、調べていくと、そのPD 3.0のオプションであるPPS(Programmable Power Supply)と、その対応のための5Aケーブルの3要件がそろったときのみ45W充電が実現する。その要件を満たすためのアクセサリが別売りの45W Travel Adapterだというわけだ。そして、今のところ、Galaxy Note 10+のみが、このアダプタを使った45W充電に対応するデバイスだ。
〜中略〜
3つの要件のうち、どの1つが欠けてもこの急速充電はできない。
たとえば、PPSをサポートしない通常のPDアダプタでは45Wアダプタであっても1.5時間かかる。25W程度で頭打ちになっている模様だ。
また、同梱のケーブルは5A対応ケーブルなので、PDの規格で5A対応を示すeMarkerが実装されている。このケーブルをeMarkerなしのもので試してみても、3Aが上限となり1.5時間かかってしまう。
〜中略〜
ちなみに充電器の対応デバイスは、
- Max.45W : Galaxy Note 10+
- Max.15W : Galaxy S10,S10+, Note9 S9, S9+, Note8, S8, S8+, Feel SC-04J, Feel SC-02L, A30, A20
となっている。また、その出力仕様を見ると、
- (PDO) 5.0V/3.0A, 9.0V/3.0A, 15.0V/3.0A, 20.0V/2.25A
- (PPS) 3.3-11.0V/4.05A, 3.3-16.0V/2.8A, 3.3-21.0V/ 2.1A
と記載されている。PPSによって、3.3~11Vの間で4.05Aに達することがあるために、5Aケーブルを要求していることがわかる。
PPSってなんだ
PPSは、小さなステップで電圧と電流を変化させる。スマートフォン側で充電器から供給される電力を最適なものになるようにコントロールし、熱の発生などのかたちで捨てられるエネルギーを最小限に抑えることができる。
PDでは電圧を固定し、電流を下げながらこの効果を得ていたが、PPSでは、さらに小刻みに電圧を含めてコントロールすることで、発熱や変換ロスを最小限に抑えることができる。PPSが使えない場合は、必要以上の電力を受け取り、入らない電力を捨てていた。これが変換ロスになり、熱になってしまう。
ちなみに、このPPS対応充電器をPCに接続してみたところ、レッツノートQVシリーズは非対応(メーカー確認済み)で、45W充電器としては認識されなかった。その一方でFCCLのUHシリーズでは、45Wの標準的なPD充電器として機能するようだ。
急速充電は結果としてはありがたい。バッテリがすっからかんであわてて立ち寄ったカフェや、朝起きたらスマートフォン充電を忘れていたことに気がついたときなどに心強い。30分もあれば、ほぼ安心レベルまでの充電ができるからだ。
とはいえ、充電時にスマートフォン本体が熱くなりがちなのには閉口する。だが、Galaxy Note 10+を、この充電器に同梱ケーブルで接続し、1時間で0%から100%という驚異的な急速充電をしても、ほとんど熱くならないのはうれしい。
Type-CとPD、そしてさらにPPSと、そのややこしさがまた深まった感があるが、Galaxy Note 10+を皮切りに、スマートフォンの充電規格が、こちらの方向にうまくシフトしていくきっかけになるかもしれない。
PD関連のアクセサリ類の充実に熱心なベルキンに取材したところ、そうは言っても、Type-Cの普及はまだまだだとも言う。実際、量販店を観察しても、C-Cケーブルよりも、A-Cケーブルのほうが豊富に陳列されてもいる。
世のなかの多くのデバイスがPDに対応していて、実際に、それらを所有しているユーザーは多いはずなのだが、それでもA-Cケーブルを使う旧来の充電器を購入していくパターンが少なくないとも言う。当然のことながら、せっかくの安全で便利な急速規格が活かされない。
そんななかで、Galaxyが、独自規格ではなくPDとPPSという電力供給の標準規格にあわせてきたのもいいニュースだ。世界一のスマートフォンベンダーが方向性を示すというのは責任という点でも重要だし、消費者にとっても道しるべとなるはずだ。
- 新着としてマーク
- 購読
- RSS フィードを購読する
- ハイライト
- 印刷
- 不適切なコンテンツを報告
11-13-2019 03:16 PM
端末/アクセサリGoogleがUSB PDへの規格の統一を求めているのでその一環でしょう
中華メーカーで独自規格の超高速充電規格が多く出ていますからね消費者も充電器選択肢で困ることが多いし、製造者側も同じくですね
Note10+ではデジタルウェールビーイングの搭載もされているのでGoogleの求め通りにしたという事じゃないでしょうか?
まあ、SAMSUNG独自のAFC規格も捨ててはいないようですが・・・

- 新着としてマーク
- 購読
- RSS フィードを購読する
- ハイライト
- 印刷
- 不適切なコンテンツを報告
11-17-2019 09:01 AM
端末/アクセサリWi-Fiの対応規格みたく急速充電の対応規格もマニュアルに書いとくとか、ここのニュース&ヒントかFAQにでも載せといてくれると、分かり易いと思うんですどね。
