昨日は近鉄南大阪線の二上神社口で降りて大津皇子の墓がある二上山に登ったあと、當麻寺に参拝しました。
奈良のお寺と言ったら東大寺、興福寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺に法隆寺などが思い浮かぶことでしょう。
でも、當麻寺も創建は推古20年(612)と歴史は古く、国宝や重要文化財も多くてなかなかのものですよ。
～ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ～
この歌を残し24歳の若さでこの世を去った大津皇子の墓です。
磐余→いわれ
隠り→がくり
近鉄電車と二上山です。
～うつそみの人なるわれや明日よりは二上山を弟とわが見む～
大津皇子の姉大来皇女の歌です。
二上山→ふたがみやま
弟→いろせ
霞んでいますが大阪の中心部です。
左端にあべのハルカスが確認できます。
真ん中は奈良盆地の畝傍山です。
お昼は阿部野橋で買ったパンですませました。
リナちゃん、カレーパンの上に乗りんさんなやぁ～
【當麻寺】
東塔、西塔は共に国宝です。
當麻寺には、その美しさが故に継母に疎まれ、この寺で出家し當麻曼荼羅を織りあげて、28歳で弥陀の来迎を受け極楽へ往生したという中将姫の伝説が残されています。
奥院の浄土庭園ですが、間の木が成長したため借景の二上山が見えにくくなっていました。
